はい、くるくるばっち。(@kurukurubatch) です!
今回は、我が家の子供たち4姉妹中の三女が感染したヒトメタニューモウイルスに感染したのでその時の状況についてお話しします。
ヒトメタニューモウイルスってなに?
私は4人の子供を育てていますがこれまで自分の子供が感染したこともなければ、周りの子供も感染したと聞いたこともなかったので今回初めて聞いた病名でした。
では、ヒトメタニューモウイルスとはどのような病気なのか?
2001年にオランダで発見されたウイルスです。
ヒトメタニューモウイルスとは、1歳〜3歳の子供が感染しやすい病気だそうです。
10歳以上の抗体ほぼ100%の保有率となっています。
なので大人がヒトメタニューモウイルスに感染するのは無いに等しく、稀に3%前後の確率で感染するそうです。
- 発熱
- 咳
- 鼻水
これらは基本的な症状です。
高熱が4、5日間以上続くようであれば細菌と一緒に感染している可能性があります。
乳幼児は重症化して中耳炎や細気管支炎、肺炎となり入院して治療するケースもあるので注意が必要です。
実際に感染した時の状況について
1日目:2022.5/2(月)
いつも通りの朝を迎えて過ごしていましたが、夕飯時に食欲がなく身体が熱かったので体温を測ったら39.0℃の熱がでていました。
時間帯的にまだ近所の小児科病院がやっていたので連れて行きました。
まだ熱が1日目ということもありコロナになっていないかのPCR検査をすることはなく、解熱剤と咳止めの薬で様子見となりました。
ちょうど1週間前に、5歳の次女が風邪で37.8℃の熱と咳をしていたので病院へ連れて行ったばかりでした。
その時は、PCR検査をすることなく処方された解熱剤(カロナール)と咳止めで様子見をしていましたが、2日目には熱はすっかり下がり咳も治まりつつありました。
三女は次女と比べたら高熱ですが症状が同じですし、旦那や他の子供達は特に体調が悪いわけでもなければ濃厚接触者でもないのでコロナという可能性は個人的に低いなと思い、単なる風邪かと思っていました。
2日目:2022.5/3(火)憲法記念日
朝となり体温を測ったら38.1℃まで下がっていました。
朝ご飯も自ら食パンが食べたいと言って一口残したくらいでほぼ食べていました。
食欲はありますし元気もありました。
お昼に再度熱を測ると37.6℃まで下がっていました。
体調が戻ったかのようにいつも通り遊んでいました。
あまり騒がないように心掛けてもジッとすることもなければ少し寝る気配もありませんでした。
遊んでいても痰が絡んだ咳と鼻水が止まることはありませんでした。
夕方過ぎると急に自らお布団に寝転びそのまま眠ってしまいました。
すると、昼間と比べたら結構激しい咳を寝ながらしていました。
体温を測ると38.5℃へとまた逆戻りでした。
3日目:2022.5/4(水)みどりの日
日付が変わったAM3:00。
寝ていた私は三女の激しい咳で目が覚めました。
本人も眠いの半分苦しの半分で意識がもうろうとしていました。
一度身体を起こしては、また寝る繰り返しでしたが、明らかにほっぺたが真っ赤に火照り身体中これまでに感じなかった体温を感じました。
すぐさま体温を測ると39.7℃まで上がっていました。
本人を起こして水分を取らせ、解熱剤と咳止めを飲ませて再度寝かしつけました。
内心この熱が上がりきった合図であるように願っていました。
そして朝となり36.4℃まで下がりました。
その後、朝ご飯もお昼ご飯も食べてくれたししっかりお昼寝もしてくれてたので夕方に測った時は37.3℃になっていました。
本人の機嫌も良くお風呂に入りやっと元通りの調子に戻ったかなと思っていつも通り夜寝かしつけましたが、やはり咳はまだ激しく途中で起きてしまうこともしばしありました。
4日目:2022.5/5(木)こどもの日
朝ダルそうな顔して起きてくる三女をみては体温を測りました。
すると朝から39℃の熱がありました。
4日目にして異常な熱の出し方だったのでこの時点で肺炎を疑いました。
休み明けを待たずに即旦那に病院の対応をお願いして私は残りの子供達の面倒と何かあった場合の待機をすることにしました。
休日でも受診してくれる大きな病院が2ヶ所あったので確認電話をしました。
1ヶ所目は、病院に来ても平日でなければPCR検査ができないし症状によっては他の検査もできない場合があるので最悪薬だけを処方されて再度平日に受診してもらう可能性があることをいわれました。
そして2ヶ所目は、鼻血に関しては耳鼻科の先生がいないとのことで検査はできないけどそれ以外の症状に関しては対応してくれるとのことでした。
2ヶ所目の病院に行くと、PCR検査、血液検査、レントゲン検査をしました。
その結果、ヒトメタニューモウイルスが原因だということがわかりました。
そしてレントゲンで分かったことは肺炎になっているとのことでした。
よって緊急入院となりました。
私のところに旦那から連絡がはいり入院について詳細を伝えられました。
基本的に入院時は親の付き添いが必要なんだって。
でも、一度付き添いを始めたら退院するまでは一切の外出は禁止だって。
途中で、家に帰ってまた病室に戻ることはできない。
それに対応できないなら始めから付き添い無しにするかだよ。
かといって、例えば明日や明後日から付き添い始めるのはダメで今日からのスタートじゃないと付き添いは出来ないって。
コロナの影響もあって厳しいんだね。
私は最初っから付き添い構わないけど家のこと大丈夫?
とりあえず、長女には事情話して入院の準備してそっち行くよ!
分かった。とりあえず入院で必要なリスト送るよ。
それと、子供のPCR検査が今日、明日の2回受けて陰性(−)が確認されるまでは子供と同じ個室の病室で待機だから今日明日と病院でお母さんがお風呂に入ることはできないから今家で入ってきた方がいいって。
えっ!そこまで?
分かった。準備終わって行くときに連絡するよ。
ということで、急いでスーツケースを引っ張り出して準備をしながら、学校が休みの長女に色々と家の事を伝えました。
翌日の学校をお休みにして妹たちの面倒を任せることにしました。
送り迎えは旦那ができるということなので長女にはお弁当作りを任せました。
その他、夕飯の準備や洗濯、掃除など。
これらを長女に任せて私は準備を済ませると病院へ向かいました。
旦那と合流すると既に三女は病室に移動されていて旦那と隔離されていました。
私は早速PCR検査を受けることになりました。
結果、陰性(−)でした。
健康チェックの問診にも応えて付き添いに問題ないと確認されると三女がいる病室に案内されました。
小児科の病棟は1枚の自動ドアで仕切られてそこから先は旦那は入る事が出来ません。
ましてや、私もこの先一度入ったら許可が下りるまで売店にすら行けません。
なので、先に売店で買い物を済ませてから旦那と別れて子供が待つ病室へ向かいました。
案内された病室は個室で、柵付きのベッドの中で点滴をつけながらワンワン泣いている娘の姿がありました。
すぐさま抱きしめると履いていたズボンがビショビショに濡れていては防水シーツを貫通してまで更に下に敷いてあるシーツまでもが異常なほど濡れていました。
看護師さんがいうには、点滴のせいだといってました。
早速着替え直し、落ち着きを取り戻した三女は不安そうな顔でいました。
そんな中、看護師さんから入院生活について説明を受けました。
- 翌日2回目のPCR検査を子供が再度行い陰性と確認されたら大部屋へ移動。
- コロナ陰性(−)が確認されるまでは個室に備えてあるトイレを使用。廊下に出ることは禁止。
- 持ち込みの食べ物を食べることは原則禁止。子供にあげるのも禁止。
- 飲み物は、水・お茶・スポーツドリンクのみ。
- 食べるものは、親子共々病院食のみ。
- 大人の食事代は毎食発生する。
- 付き添い用のベッドは未使用でも宿泊日数分の料金が発生する。
- 子供と一緒にシャワー使用する場合は無料。大人だけの使用は料金が発生する。
- 買い物は病院内の売店のみで1日1回のみ。
- 面会は原則禁止。(医師が許可した時のみ可能)
- 荷物の受け渡しは予約制となる。
コロナ禍の入院生活は結構厳しい…
看護師さんからの説明を受け終わって看護師さんが去った後に三女の様子を見ると、さっきオムツを替えたばかりなのにまたまた防水シーツを貫通して漏らしていました。
これは、いつも以上に小まめにチェックしないと同じことの繰り返しになると思い、10分〜20分置きにオムツの交換をしていました。
18時となり夕食の時間です。
夕食を済ませ、薬を飲み、吸入器をさせてから寝かしつけました。
5日目:2022.5/6(金)
日付が変わった夜中でも子供が寝ている間ちょくちょく起きてはオムツの交換をしていました。
点滴をしている間は、オムツの交換時にどのくらいの排出をしたのか計りで重さをチェックするように言われていたので毎回記録をします。
日中と比べたら夜中は2〜3時間置きに替えれば間に合っていました。
朝6時になると起床時間となり看護師さんがきて回診となります。
体温は37.9℃。
まだ痰が絡んだ咳をしていましたが、夜中は家にいる時よりも落ち着いて寝ることができていました。
次に2回目のPCR検査をしました。
PCR検査をやり終えると朝食の時間です。
いつもはよく食べるのですが、朝食昼食ともに1/3食べたくらいでした。
何かを食べると結構激しい咳が出るのでなかなか食が進みませんでした。
お昼過ぎた頃に、PCR検査結果が陰性(−)ということで大部屋に移動となりました。
よって、1日1回の買い物も解禁となりました。
大部屋は4人部屋でした。
大部屋にはトイレが備えられてないので廊下を出て行くようになりました。
よって洗濯も行き来できるようになりました。
この日は洗濯したり、子供と遊んだりして過ごしました。
16時過ぎてようやくお昼寝をしました。
夕食がきた18時になって起こすものの起きる気配がなくそのまま寝かしていたら薬を持ってきた看護師さんがどうしてもあげたいらしく無理矢理起こしました。
そして無理矢理薬を飲ませると、またそのまま寝てしまいました。
熱は37.5℃。
寝てしまった子供の口元に吸入器をして本日の治療は終了です。
最後に看護師さんがオムツの重さチェックをしていましたが、異常なほどの尿の量らしく、点滴の調整がおこなわれました。
それからは、オムツを頻繁に替えることなく過ごすことができました。
6日目:2022.5/7(土)
さすがに昨日たくさん寝た子供は朝5時に目覚めました。
私も一緒に起きて朝の回診が来るまでの間に遊んでいたました。
熱は、36.8℃。
そして朝食の時間です。
昨夜何も食べずに寝たので朝食がくると咳を出しながらでもパクパクと完食していました。
ちょうど食事を終えた頃に、朝から先生が病室に来ました。
おっ!ご飯全部食べたね!
点滴外しても良さそうだね!
熱も下がったし、再度レントゲン撮って良ければ明日には
退院にしましょう!
ありがとうございます!
ただ、今回も含め乳児の頃にRSで入院していたり旦那さんが喘息もちとなると娘さんも喘息傾向にあると考えられます。
数値的にはハッキリと喘息の方と同じような数値ではなく今回の呼吸の状態をみても喘息といえるほどの状態ではなかったのですが、見た目では分かりにくい苦しさを本人は感じていたかと思います。
今後ウイルス感染をしても肺炎、喘息になりにくくするための予防として2ヶ月程飲み薬を飲み続けていきましょう。
そうなんです…
実はこの子に限り、これまでRSウイルスやマイコプラズマ肺炎により入院をするまでの状態となってしまっていたのです。
何かに感染すると咳が酷く肺炎になりやすかったのです。
そして、旦那は幼少期から喘息もちなので遺伝とも考えられます。
それを把握して上の医師からの見解でした。
それでは、退院後の再診の際に再度お話しをさせていただきます。
ということで、次回の診察に向けて予約を入れました。
その後、レントゲン検査にいきました。
結果、異常なし。
翌日退院が決定し、点滴も外れてシャワーの許可も下りました。
やっとの退院ということで子供も理解しているのか「おうちかえる?」と何度も聞いていました。
7日目:2022.5/8(日)
いよいよ退院日です!
この日は日曜日ということで病院はお休みのため会計もできません。
そこで、誓約書で書き次回の診察の際にお会計となりました。
退院時間は10時以降ということで、10時には旦那が病院に迎えにきて一緒に家に帰りました。
退院後の診察
退院から約1週間後に病院へ行って診察を受けました。
退院時でも説明された喘息予防の薬の処方とかかりつけ医宛の紹介状を受け取りました。
退院後でも日中気にならないほどの咳の数でしたが、この日はすっかり咳も出ることもなく完全に完治していました。
今回子供の病気で初めて知ったヒトメタニューモウイルス。
本当に風邪と同じ症状で判断をする基準が難しかったですが、やはり高熱が4日間続くということは風邪以外の可能性も疑われるということを再確認しました。
また、今回の病気によって娘の喘息になるかもしれない状態を軽減できる治療も開始されたので、良かったのか悪かったかですがひとまず一件落着です。
ちなみにヒトメタニューモウイルス用の検査キットがありますが、ここ数年で市場で出回るようになったものの数が少ないため病院に置いてある場所も少ないみたいですよ!
おしまい♪
コメント